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新しい農業の課題と取り組み

課題

肥料も農薬も使わないなら利益が増大するので、無肥料農家が増えて当然と思うでしょうが、ところが幾つかの課題があります。

化学肥料を止めただけで、すぐに無肥料栽培が可能かというと、そうではありません。微生物を含めた土壌中の組成が肥料環境に移行していくには、まったく収入のあがらない3年から5年という時間が必要です。慣行農業にも有機農業にも栽培マニュアルが定着していますが、無肥料栽培にはそのマニュアルが極めて少ないのです。個々の栽培地の環境に順応した独自性が高く求められることになり、経営としての成立が難しいのです。​

作物を収穫しても販路が乏しいのです。慣行農業の流通網の中では、少量生産の野菜類は対象から外されてしまうことから、個人としての販路の開拓が課題となります。

​地球環境にも生態系にも健康にも、最良なことが明白な
無肥料農業です。しかし、その壁は高いのが現実です。

取り組み

無肥料栽培を農業経営として確立するためには、無肥料の価値観を認めてくれる地域の消費者の方々に、安定して提供し販売できることが基本になります。

​以下を実施、検討中です。

◎販路の開拓

〇無肥料野菜マーケットの開催

​無肥料マーケット・豊浦を参照

​「2024 無肥料野菜マーケット」を8月から北海道豊浦町で隔週開催中

​    豊浦を主とした無肥料野菜の販売ですが、札幌圏内からの出品もあります。

(2025年から札幌開催を検討中)

〇無肥料野菜の宅配(札幌圏を検討中)

〇無肥料作物を原料にした加工品の製造(加工業者とのセッティングを含め検討中)

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